富山地鉄14760キットを組む(03:先行でクハ175を組んでみる)2010年11月15日 21:51

日曜日はあれから眠くなるまでキットを弄っていました。
金属キットをハンダで組み立てるのは初めて&このキットの組立説明書が簡素でいろいろ調べたり試行したりしながらでないと組めないので、とりあえず失敗しても影響ないように増結用のクハ175を先行して組み立てました。


富山地鉄キット クハ175の組立
以前の更新では、先に車体裾部で内側に折曲げることでそのまま内張(扉・窓サッシ)が再現できる旨を書きました。しかしネットでこのキットの作例を調べてみると、窓サッシ部を最初に切断し、塗装した後に接着する工法があったりイロイロ組み立て方があるみたいです。説明書やメーカーのサイトを読んでも推奨する組み立て方が出てないですし、いろいろ工法はある中でどうすれば最善なのか、自己責任で考えなければいけなさそうです。
少し考えた結果、ヤマシタさんのキット組立例を参考にすることにしました。ヤマシタさんは、同じあまぎモデリングイデアの上信電車のキットを組んでいますが、これは内張と外板とが別モールドで、当然別パーツの外板と内張を貼合せて組んでいます。
今回はこれに倣って一旦外板と内張とを切り離し(上の写真の下参照)、窓枠は内張から切り離さずに一体のまま貼り合わせます。
これが一般にベストな組立方法なのか、自信をもってオススメできません。しかし、こういう「考えて自分なりのベストな方法を決めて組み立てる」プロセスこそが、この類いのガレージキットを組み上げる際に一番重要な事になるように思います。

富山地鉄キット クハ175の組立
妻板の部品も切り出します。切り出す時に細かい部品がいろいろ付いていますので、下にテープを貼ってから切り出すようにすれば、部品の紛失も避けられそうです。

富山地鉄キット クハ175の組立
で、ドキドキ初体験のハンダ組み。
まずハンダが流れる個所にフラックスを十分に塗ります。次にクリップで固定したりケガキ針で押さえたりします。ハンダを適当な大きさに切って流すところ(孔とか継ぎ目)に置いてから、温まったハンダコテを当てます。するとどうでしょう、面白いようにハンダが流れます。以前やった電子工作の時はハンダが球状になってなかなか固まらずストレスを感じましたが・・・・金属工作のハンダ付けはそうならない、むしろクセになるくらい面白いです。

富山地鉄キット クハ175の組立
その後、余ったハンダをキサゲ刷毛で削ってから(調子に乗ってハンダを流しまくっていたら、結構な量のハンダが扉とか窓サッシにハミ出でしまいました)、「」っぽい連結面もハンダを流して固定します。やはりハンダがハミ出てしまいましたが、これは後で削ります。
最後に、前面を接着剤で接着(前面は低温で融けるホワイトメタルなのでハンダ付けできない)。今回は瞬間接着剤を使用しましたが、エポキシ系など別の接着剤の方が良さそうです。スキマが結構開きますが、これは後でパテ埋めします。

最後に注意!!!!
ハンダ付けの際はヤケドに注意!!!
金属キットをハンダ付けで組み立てる際には、腐食性の強いフラックスを熱かったり、高温のハンダコテを扱ったりと、誤れば危ない作業がありますので、注意しましょう。また無理は禁物です。

現に自分もハンダコテの扱いを誤り、指をヤケドしました・・・・・駄目じゃん。