常総・筑波の気動車を創る-01(鉄道コレクション第13弾の加工)2011年08月08日 20:30

関東鉄道の気動車を創る(鉄道コレクション第13弾の加工)-1

春に何両か買ったものの全然手に付かず放置していた「鉄道コレクション第13弾」(もう「第14弾」が出そうですね)。今回のテーマは「キハ10・20系および同世代の気動車」です。ネットオークションで、関東鉄道、同和鉱業、津軽鉄道、雄別鉄道を買いそろえました。

カンのよい読者の皆様は、これだけそろえて何をしようとしてるか、だいたい察しがつくと思います。
ぜ ん ぶ 関 東 鉄 道 に 塗 り 替 え
それに尽きます。

とりあえず、塗り替えの前に動力ユニットを入れます。
入れる動力ユニットは、鉄道コレクション標準品ではなく、敢えてGM旧動力としました。整備性が良いメリットがあり、騒音が煩いデメリットは気動車の場合は気にならず(逆に萌えポイントに昇華する)、以前より当鉄道では標準的に採用している技法です。
旧作同様、屋根を一部くり抜いたり、窓ガラスを部分的に切除する必要がありますが、高さチェックをしてだいたいいい位置に納まるのを確認します(写真上・中)

で、今回購入した車両、以前購入して関東鉄道に使えそうだった近江クハ(もともと小田急のクハで、関東鉄道に来たら気動車用制御車キクハとして運用されていた)を並べてみます。
夏は好きな季節ですが、早く塗装できる季節にならないかな〜と思います。

東武宇都宮線:開業80周年記念カクテル2011年08月12日 22:57

今週は、仕事の都合で懐かしい宇都宮に行っていました。仕事が終わってから、この春まで勤めていた職場の飲み会に乱入、快く迎えていただき終電が逝った後まで楽しい一時を過ごしました。めでたしめでたし。

東武宇都宮線特急「
気がついたら日付が変わる時間になっており、そのまま駅近くのサウナに宿泊。明けて次の日はちょっと時間に余裕があったため、宇都宮在住時についぞ乗ることの無かった「特急しもつけ」に乗ってきました。(写真上右・左)。東武宇都宮駅も、4両編成しか走らないローカル線ながら、立派な駅ビルを持つ素敵な「私鉄ターミナル」です。
東武宇都宮線自体、東武宇都宮線で重用された5000系電車が入る以前(もと特急車の3070系が使用されていました)より何度も訪れており、お馴染の路線です。
特急しもつけは、東武宇都宮線と浅草とを直結する特急列車で、1日1往復。日光線系統での増発特急用に使用される350系電車(もともと伊勢崎線急行で使用されていた余剰車を改装したものです)が使用されています。さすがに車内の設備は古さがあるところもありますが(座席はリクライニングしないものです)、座布団の座面はフカフカ、グリーン車を彷彿とさせる足置きもあり、なかなか快適でした。

で、今年は東武宇都宮線開通80周年、「カクテルの街うつのみや」にちなんで、こんな企画をやっていました。
「東武宇都宮線」各駅にちなんだ12種類のカクテル
「ミヤセンカクエキカクテル」東武宇都宮線全12駅の由来をモチーフにした創作カクテルが頂けます。創作テーマも、ちゃんと各駅の由来によっており(栃木:蔵の街、新栃木:分岐駅、野州平川:平川城の戦い・・・・南宇都宮:(駅建屋がモデルとなった)甲子園、東武宇都宮:ジャズ)、さらには駅長がいる2駅分に「駅長カクテル」が用意されております。

お酒の好きな方とか、如何でしょう?


常総・筑波の気動車を創る-02(秩父鉄道→キハ800近代化の加工)2011年08月13日 12:59

常総・筑波の気動車を創る-02(秩父鉄道→キハ800近代化の加工)
今回の鉄道コレクションでは、秋田県の同和鉱業の気動車が製品化されました。ステップなし・バス窓の近代的な同車ですが、前面や側面など各所に製造メーカーである日本車両(多くの地方鉄道で導入された、バス窓の「日車標準型電車」と特に類似している)の特徴がみられます。
この車両、ほぼ全く同じデザインで関東鉄道にも導入されており、新塗装化されて平成年代に入っても使用されていました。2扉のスマートなキハ800型です。
で、これが製品化される前、「バス窓の再現は無理だけど、同じ日本車両製である秩父鉄道300型と日車標準型電車とを組み合わせれば近い雰囲気の出来るべ」と思い、鉄道コレクションの在庫をキープしておきました。今回、関東鉄道の気動車を一気に創るのにあわせ、「800型の増備車」の雰囲気で一緒に作ることにしました。
秩父の側面と日車標準型の前面とを単純に貼り合わせれば・・・という訳はいかず(幅が日車標準型は結構狭いのです)、秩父2両分を切継ぎ、運転室扉部分まで使用、さらに運転台後部の窓数が、秩父は2窓なのに対して関東鉄道は1窓ですので、これも再現。
寸法だしはかなり適当にやりましたので隙間は光硬化パテを盛大に盛って埋め立て。。。

こんな感じでかなり緩い雰囲気になります。果たしてこれから何処まで関東鉄道っぽくできるか???

部屋の床にワックス掛けをしました2011年08月14日 21:19

寂しい身の上の自分は、旧盆期間中は家族がある人が休みを取れるよう、この時期には夏休みを取らないようにしています。
そのうえで土日の休みは実家に帰っていました。タイミングが悪く、親戚一同会して云々とはならず両親と3人の日常的なお盆休みを過ごしました。。。

床のワックス掛け
で、今日の日曜日。渋滞に撒かれないようはやく帰ってきて、部屋のワックス掛けをしました。
昨日の晩テレビで見た、使い捨てモップの先端に、市販品のワックスユニット(写真上)をかぶせてワックスしただけですが・・・写真で見る通り床に反射していろんなものが見えるよう、結構効いている模様です。
で、モップは、力入れ過ぎたため写真のとおり歪んでしまいました。。。

<おまけ>
大きめなヤスリ
帰りがけホームセンターに寄ったついでに、車体幅以上ある(幅2cm)棒ヤスリを買ってきました。


常総・筑波の気動車を作る03-(4扉気動車キハ755を作る)2011年08月17日 02:58

関東鉄道の気動車をいろいろ手がけているうちに、前から暖めていたネタにも取りかかることにしました。日本唯一の4扉気動車、キハ755です。
実車は、南海電鉄で国鉄直通用に使用されていたキハ5500型を購入、通勤輸送に使用するため車体中央部に両開きの扉を2ヶ所増設したものです。ベースとなった国鉄キハ55そっくりなところに、取ってつけたような増設扉が激しく違和感を感じさせる「異端車」でした。しかしながら、異様な外観とはとは裏腹に、2エンジンの強力な足回りを持つこともあり、常総線の重通勤輸送で重用されていました。

模型は、かつてウインが製造していた国鉄キハ55キットをベースにしました。すぐれた側板コンバージョンキットもありますが、今回は手持ち部品の活用・コスト縮減を考え、側板に両開き扉を増設する工法としました。
関東鉄道キハ755の工作
まず、扉増設に備え、実車同様増設箇所の窓を塞ぎます。
と、ここで増設する両開き扉は何を使うか、余っているジャンクパーツを探してみたのですが、あまりしっくりくるのがありません。
というのは、キハ755の実車写真を見ると、戸袋窓は客室窓と同程度の大きさなのに対し扉窓はかなり上下寸法に大きく、しかもこのウインのキハ55、どうも肝心の客室窓が実車に比べて上下に大きいのです。

いろいろ探した結果、JR209系の客室扉だったら違和感なく仕上げられそうでしたので、工法変更。
関東鉄道キハ755の工作
一旦埋めた客室窓を開け直します。その後、扉増設箇所を切り抜き、窓部分には1.6mm幅のプラ棒(Plastructのチャンネル材を流用)を嵌め込みます(写真上)。窓を埋めていない余ったところ(約2mm程度)が戸袋窓。どうしても細かい隙間が開いてしまいますので、余ったプラ板や自作プラパテ(流し込み用プラ接着剤にプラ屑を溶かしたもの)で隙間を埋めます(写真下)。

関東鉄道キハ755の工作
扉を2ヶ所増設。思いつきで工作した割には、そんなに違和感はなく仕上げられそうです。
それにしても、鉄道コレクションの関東鉄道キハ751と並べてみたのですが・・・実車は長さは同じくらいの筈(キハ751は20.6m、キハ755は21.3m)なのに、模型の長さは全然違う。ちょっとオーバースケールですねこれは。