小布施に行って来ました ― 2011年09月10日 09:38
昨日から3連休の夏休みを取りました。本当は先週中半に夏休みを取る予定を組んでいたのですが、突発の仕事が入り(しかもドタキャン)一旦予約した夏休みを取り直し・・・。
手元には普通列車乗り放題の青春18きっぷが1枚・・・有効期限が切れる前にこれを使って日帰り旅行してきました。行先は、長野県の小布施。あわせてまだ乗った事のないJR篠ノ井線・中央本線(辰野支線)を乗り、長野県内のJR線を完乗することにしました。
始発電車で地元の駅に着き、高崎で長野方面に向かう信越線に乗り換えます。新幹線開業の影響で、信越線は今では群馬県内の横川までしか通じておらず、そこから先はバスと第三セクターで連絡しています。
早速駅弁の「上州朝がゆ」を購入し(すぐ売り切れるので朝の早い時間しか買えない)、信越線ホームに向かったら・・・電車は通勤電車のようなロングシートでした。この車内で駅弁を食べるのは恥ずかしいけど、買っちゃったものは仕方がないので、車内が空いてきた頃を見計らって朝食。
横川から軽井沢まではJRバスで連絡。本数も割と多く、車両も観光バスのようなタイプに当たった事もあり、適度な混み具合ながら快適に移動。車内でおじいさんが「青春18きっぷといっても使っているのは18歳未満なんておらず年寄りばかりだ」と言ってましたが、そりゃあ今日は平日ですからねぇ。。。
バーベキュー以来5日振り(マテ)の
軽井沢に到着し、駅に向かう途中で見かけた写真右のバス。軽井沢〜万座〜草津温泉を結ぶ長距離観光路線ですが、どうみてもただの路線バスです。本当にありがとうございましたorz。なかなかハードな行程になりそうで、別の意味で乗り通してみたいです。
軽井沢からしなの鉄道・長野電鉄屋代線を乗り継ぎ(そういえば屋代線は今年度一杯での廃線が決定していましたね)。屋代線は昔は国鉄からの直通運転もあったのですが、今ではクーラーのない普通列車が1〜2時間に1本往復するローカル線になっています。
昼食を済ませた事もあり、窓を開けた車内で風を受けながらウトウト・・・
そんなこんなで目的地小布施に到着。城下町ではない小さな町ですが、地元の豪商が招いた葛飾北斎や佐久間象山、小林一茶ら当時の一流文人が交流した土地です。今回は立寄りませんでしたが、町の中心には葛飾北斎の作品を多く納めた「北斎館」があります。
小布施の街自体はそれほど大きくなく、徒歩でも1〜2時間あれば一通りは廻れます。歩道や景観などが綺麗に整備されており、店舗・美術館や出入りする観光客も多く、歩いていてすごく楽しい場所でした。1時間ほど町内を歩き、北斎館を中心とした広場に出ます。ここは名産の栗菓子を売る店が多くあり、さしづめ「小布施の中心」もような場所になっています。ここで栗アイスを頂き、お土産を買って休憩しました。
小布施駅には、かつて長野電鉄で使用されていた車両を集めた「ながでん電車の広が」があります。帰りの電車の待ち時間の間に覗いてみました。
保存車は4両。502号電気機関車と201・601・1003号電車の4両が、昔ながらの栗色に塗られて屋根下で保管されています。
この日は車内も公開されておりました。電車の座席は切り欠きや荒れがみられたものの、当時の鉄道車両の内装を知ることができる、貴重な場所です。
ここから長野まではもと小田急ロマンスカーの特急で戻ります。展望席含め車内は全車自由席。平日ということもあり車内は空いていましたので、展望席を頂き乾杯♪
そのまま篠ノ井線に出る。「日本三大車窓」として話題になった姨捨駅に立寄り。ここは駅が急坂の途中にあることもあり、スイッチバック構造となっています。丁度乗っていた電車がここで特急の通過待ち合わせを行ったため(一番最初の写真参照)、降りて善光寺平の展望を堪能しました。
ちなみに、長野から松本方向に行く際は、進行方向左側(新幹線ホームが見える方)の座席に座ると、ずっと善光寺平を見渡せる好ポジションを得られます。
で、最後、昭和50年代まで中央本線としてのこっていたもののみどり湖駅経由の新線が開業しローカル線になった岡谷−辰野−塩尻に乗車します。最後に残った辰野−塩尻間は、荷物電車を改造した単行の電車が主役です。しかも、乗ろうと思った便が動物との衝突事故で運休。復旧するまでの1時間待ちで乗車とあいなりました。
辰野−岡谷間は、飯田線専用車でそろそろ引退が見えてきた119系電車に乗ろうとしていたのですが、やって来たのは新車。これにこのまま乗って東京に帰りたいw
で、今回の旅行の締めは、駅売りのワンカップワイン。終電で帰宅しました。
今回の旅行により、JR全線の完乗率は、0.3%ほど上がり77.1%(昨年比では九州新幹線開業等があり数字は落ちています)、長野県の全JR線を完乗したことになります。
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