北斗星廃止のニュースを聞いて2014年12月05日 21:25

写真は、今日宇都宮駅に来た札幌行きの「北斗星」です。

今日、東京と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」の廃止がニュースで報道されました。
数日前、ブルトレ会議とも通称される、JR各社間の長距離列車運行に関する調整会議があって、そこで何らかの結論が出されたのかもしれません。
報道されている廃止理由は、車両の老朽化の他、青函トンネルを使う北海道新幹線開業の準備も言われています。

青函トンネルが出来て、本州と北海道とがレールで繋がった「象徴」、もっと言うと、自分が産まれたころブームにもなった「ブルートレイン」の最後の列車が廃止になるのは、素直に寂しいです。

しかしながら、自分にとってはそれ以上の感慨が沸きません。
通りかかったらたまに写真をスマホで撮る以上の、具体的なアクション(例えば、今から名残乗車をしたり、夜行列車が無くなることの社会的影響を考え出したり、いいカメラと草刈鎌を揃えて本格的な写真を撮り始めようとしたり、その他)を起こす気持ちにならず、淡々と事実を受け入れつつ「その後」の日本の鉄道に思いを馳せようとしています。

寂しさが強すぎて自分を過剰に守る思考が働いているのか、またはもとから縁の薄い列車でモチベーションが沸かないだけなのか、カッコつけてるだけなのか、その辺までマルッと引っくるめて自分が自意識過剰なだけなのか。
どうしてこのニュースを悪態一つ吐くことなく、フラットな感情で自分は受け入れられるのか、考えれば考えるほど逆に分からなくなってました。