転勤の歴史をモデリング2016年04月01日 21:31


歴代・転勤先の電車の模型
左から。
・常磐線沿線在勤時に作ったJRE501系
・宇都宮線沿線在勤時に作ったJR211系
・東上線沿線在勤時に買った東武TJライナー
・高崎線〜宇都宮線(お代わり)沿線在勤時に整備したJRE231系
です。

数年に1度の転勤の都度、沿線を走っていた電車についてじっくり考え、その模型を買ったり作ったりすることが習慣化しています。
転勤はこれ以前にも2回あり、15年強いまの職場で働いていて、これだけ転勤したんだな。そんな感じでちょっと感慨深いです。

で、次の転勤記念モデリングですが、勤務1日目にして早々にネタが決まりました。
沼は猛烈に深そうですが、これを作ります。

荷物電車(70系のオトモ&北関東用荷電)09:側板の歪み取り2016年04月03日 05:52

春休みは「年度末の締めと新年度の準備で、むしろ先生方は授業どころではない」ための休みだ、と社会人になってから知りました。
それでも、無事に年度が明けてはじめての週末は、今まで締めで忙しかったのが解放され、新年度の仕事もまだ動きが鈍く、懐かしい「春休み」の味がします。

そんな土曜日の朝ですが、寝れなくなったので工作開始。
1ヶ月ぶりにクモユニ82を出したら、窓埋めしたとこれが超反ってる。。、
「反り」の原因は窓埋め部分、埋める窓全体を横長に切り抜いてから肉厚の窓埋め材で埋めたところ、歪んだ状態で接着されてしまったものと考えられます。
モノグサして3つある窓を一気に埋めようとしなければ、こういう反り方はしないです。

そこで、一旦窓埋め材をカッターで切り離し、ガラス板の上で仮止めして反りが出ない状態に固定してから、瞬間接着剤を点付けし、窓埋め用プラ板を改めて固定します。
細かいところの瞬間接着剤の流し込みに有効なRedTechの先端部で点付けしましたが、もっと少量(針や爪楊枝で一旦受けて微量を流し込む)の方がいいかもしれません

接着剤が乾いて反りが収まったのを確認してから裏目からも瞬間接着剤を点付け(写真上) 。
瞬間接着剤が固まったら、側面の隙間を再度パテ盛りします。この状態で1週間ほど乾燥させます。(写真下)

荷物電車(70系のオトモ&北関東用荷電)10:側板再仕上げ+前面2016年04月04日 07:34

昨日は両方の実家から両親を家に招き、花見をしました。
片付けてから少し工作。

昨日の、側面の窓埋めをやり直した箇所から工作再開です。
繰り返しの工作になりますが、再度パテ盛り箇所を削って平らにします。

側面にあらかたのカタがついたところで、前面の工作に移ります。
クモユニ74平妻に対してクモユニ82・クモニ83の前面の造形がいろいろ違和感を感じる(ライトが中央寄り、窓隅が角ばっている)のはいいとして(クモユニ82にもクモユニ74の前面を転用)、双方のキットとも前面窓上の方向幕の形や大きさが、どうもイメージとは異なります。
ネット検索で見られる実車の写真では、101系の方向幕と同じくらいの大きさですが、それと比べると不自然に小さいような気がして、ここで工作を進めるのを躊躇してしまいました。
なにか他キットの前面から方向幕部分を転用(方向幕を囲む突起を削って転用)できないものか思案中ですが、ディティールが削ぎ取り加工には薄すぎたり形が合わなかったりで、どれも難しそうです。
写真だけ見れば、前面がいろいろならんでいるサマは、30年くらい昔のGMカタログ風でたのしそうなのですが。

春休み2016年04月05日 19:22

ようやく「春休み」が来ました。
休日出勤で溜まった振替を使ってお出かけ〜♪と思ったのですが、用事があり一旦出勤。
お出かけのスタートは改めて東武線沿線から切ることになりました。
東急の新車
来た電車は、東急の6扉車置き換え用増備車です。
座席が大きく深くなって、乗り心地にも期待が膨らみますが。

直角に座る座り心地は、JRのE233系のクロスシートのそれです。
なんだか、ワンカップが欲しくなって来る座り心地ですが、まだ朝なのでここはグッと我慢。。。

改めて車内。
椅子が大きくなり(窓が小さくなっている)ドア脇各2脚はヘッドレストも付いてプレミアム感マシマシです。
そういえばSUSTINA名物のロールバーが付いてないですね。 

今日はそのまま宇都宮に行き、手続き関係をいろいろしてました。
もう春なので、霜取りパンタもシーズンオフです。
1週間前は上がっていたのですが。。。

最後、勤め先に出向いて、後任者に引き継ぎの続き。
お出かけというより、仕事とかやるべき事をこなしに行ったみたいになりました。
餃子も食べないままですし。
思い出深い退勤時の呑み鉄も、今日が最後になりそうです。。。

東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(案)が公表されました2016年04月09日 08:26

東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(案)

お断り:以下の文章は、社会資本の今後の整備に関する国の考え方について書かれた文書について、その解釈および私見を、著者自身の社会人経験のみを拠り所とし酩酊状態で記述したものです。本文章の記述に関して一切著者は責任を負いません。解釈と深読みは各自工夫のこと。

7日に、これからの東京圏の鉄道ネットワーク整備の基本方針を検討する国土交通省の小委員会が開催され、その中で東京圏における今後の都市鉄道のあり方について(案)と言う答申案が決まりました。
この案については、14日まで実施中のパブリックコメントを経て、正式な「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」の答申として決定されます。

以前も何度かブログで、現在の「運輸政策審議会答申第18号」に代わる新しい首都圏の鉄道計画の基本的考え方が決まりつつある話を書いてきましたが、いよいよこれも大詰めです。
ご意見のある方は、「ぼくのかんがえたさいこうのしゅとけんのてつどう」をコスパ良く現実に反映させる最高のチャンスですので、日本語でパブコメを書いてレッツ投稿!

閑話休題、この答申を待っていた人の多くが「どこの路線がどの順序で整備されるのか」と言うことを一番気にするところですが、残念ながら、答申案のうち前半3分の1は「字ばっかり」です。
具体的には、「東京圏の現状と将来動向」「東京圏における今後の都市鉄道のあり方」で20ページくらい求められるものと現況分析が続き、マニア的に旨味のある具体的なプロジェクトの検討結果は後半に出てきます。
マニア的姿勢で望むと、おそらく後半までたどり着けず途中で断念する。と言うケースも多くなりそうな構成です。一応書く立場では「これだけ順に読んでいけば、背景から結論まで順序よく読める」構成になってはいるのですが。

まず第1章「東京圏の現在と将来動向」では、「これからの社会資本整備は少ない費用で最大限の効果が発揮されるよう、既存ストックの有効活用を図りながら、選択と集中を徹底しつつ計画的に推進(p2)が求められており。東京圏の都市鉄道の充実ぶりが整理されています。その上で、対応の必要性が象愛している事柄として「駅空間の質の向上(p8)」「遅延対策(p8)」「災害対策(p8)」の3テーマが挙げられているとともに、鉄道輸送需要の将来動向が定量的な分析(2030年時点の東京圏夜間人口は2010年比で136万人減(p9)だが、平均混雑率の目標達成は困難(p10)と推計)が行われています。

その上で、東京圏の都市鉄道が目指すべき姿として「(1)国際競争力の強化に資する都市鉄道」他6項目のあるべき姿が提示されています。今回の答申案では、個別の路線ごとに整備すべき優先順位は記載されていませんが、逆にいえば、今までの答申ではあまり目立たなかった「国際競争力の強化に資する」が一番に出てきて、これに紐付いたテーマが「特に優先すべき案件」として言外に言っている(昨日今日の報道のされ方を見てもそのような解釈が浸透しつつある)ように思われます。はっきり書かれているわけではないですが、答申案の作り方から、自分はそう読みました。

それに続いて、地域の成長に応じた鉄道ネットワークの充実に資するプロジェクトとして複数の路線が挙げられていますが、こちらは人口の増加による成長余地が正直見込みにくい中、どうこの先生きのこるかまで含んだ展開になりそうです。

その上で(1)国際競争力の強化に資する8プロジェクト(上記によりこちらが優先されそう)が挙げられています。これらも優先順位ではなく、実施にあたってのメリットや課題が個別に触れられていますが、自分はここで挙げられた課題が「重箱の隅突き(事業性とか検討熟度みたいな抽象的な言葉でなく)個別事項をいっぱい出している)」になっているほど、実現に近い計画と読みました。

(1)都心直結線(押上〜新東京〜泉岳寺)
(2)羽田空港アクセス線(りんかい線・田町〜東京貨物ターミナル〜羽田空港、京葉線〜りんかい線相互直通運転
(3)新空港線(矢口渡〜蒲田〜京急蒲田〜大鳥居、いわゆる「蒲蒲線」)
(4)京急空港線羽田空港国内線ターミナル駅引き上げ線の新設(羽田空港線改良)
(5)常磐新線の延伸(秋葉原〜東京(新東京))
(6)都心部・臨海地域地下鉄構想の親切及び同構想と常磐新線延伸の一体整備(臨海部〜銀座〜東京)
(7)東京8号線(有楽町線)の延伸(豊洲〜住吉)
(8)都心部・品川地下鉄構想(白金高輪〜品川)

また、駅空間の質的進化に関するプロジェクトとして「広域的な交通ネットワークの拠点のとなる駅」「国際競争力の向上が求められる地域の拠点ととして8駅があげられています。今回答申案では、路線の整備はある程度進捗しているのに対し、路線と路線を結ぶ「駅」により多くの改善余地があるように挙げられています。

(1)成田空港駅・空港第2ビル駅
(2)品川駅
(3)浜松町駅
(4)大宮駅
(5)新横浜駅
(6)橋本駅
(7)新宿駅
(8)横浜駅

数十年先の首都圏の公共交通機関の姿を想像する有力な手がかりになりそうですので、余力があったら、もう少し本答申案を読み込んでみたいと思っています。

【参考文献】 ホーム>政策・仕事>第20回 東京圏における今後の都市鉄道のあり方に関する小委員会 配付資料(国土交通省) 「羽田アクセス線」「蒲蒲線」は、実現するのか(東洋経済オンライン・小佐野景寿)