大きい模型のストラクチャー05-組み立てと完成 ― 2015年12月22日 07:19
HOゲージやプラレールぐらいの大きさのストラクチャー製品があまりにも少なく、そこそこのディティールで良いので安くて手間なく量産できれば、プラレーラーもダイソーレーラーもHOゲージャーもみんな幸せになれるんじゃないか?
そんな思いから工作した「大きい家」ですが、最後は下館レイル倶楽部の運転会に来てまで工作していましたが、なんとか試作第1号が完成しました。
材料費だけなら200円かかっておらず、道具も手元にあるものだけで、大変安価な割にはそれなりに実感的なものが出来たように思います。
ただ、誤算だったのが、窓抜きが思ったよりもしんどかったこと。建物1棟で4晩(時間にして4〜6時間程度)かかってしまい、気力もだいぶ削がれ「気軽に」というものからは遠い工作になってしまいました。
カッターが付いており窓を自由寸法で抜けるプロッタが使えるとすごい便利だと思いました。
プラレールサイズの大きい家、窓抜き終わっていざ組み立てと思ったら、寸法間違えが発覚。内張りに使うホビーケースよりも8mmほど長くなってしまいました。
建物を縦割りに捨て寸法を詰めて補正。つなぎ目は上から紙を貼ってごまかすことにしました。
考えても仕方がないので手を動かすのみ。
とりあえず行き当たりばったりで組み立ててみます。
内張りとサッシ部分と外板とを、ローラー式の糊で貼り付け。ペースト状の糊と違い、はみだしやふやけ等がなく接着できます。
さらに工法変更。
正面を作っているとき、サッシを切り抜いた紙の切断面が白く目立たってしまうことが分かり、また内張りとサッシとの位置を合わせて接着するのが案外難しいことが判明。そこで、内張りとサッシの裏からダークブラウンの缶スプレーで着色(紙だから切断面に塗料が染み込む)し、窓の中桟は窓部分にのみ貼り付けるよう切断。
建物内側も落ち着いたブラウンに見える、嬉しい副効果も得られました。
かくして完成。ホビーケースの台座は、色を塗って屋根に転用です。
当初の思惑通り、プラレールサイズのストラクチャーとも近い大きさで、違和感は全くありません。
また、ホビーケースならではのテーパー(下膨れ)も全く気になりません。
100均のホビーケースで安く手間なく作る大きい建物、うまくやれば駅や詰所や洋風アパートなど色々応用できそうです。
窓抜きの工程をもう少し楽にする課題はありますが、工作自体は簡単なので。いろいろ楽しく量産したいところです。
コメント
_ NAL ― 2015年12月26日 11:12
_ クロ@泥酔鉄道 ― 2015年12月27日 21:42
NALさんコメントありがとうございます。
この建物は、手間はかかるもののいろいろ汎用性がありそうですので、いろいろ楽な方法を試してみたいと思います。
この建物は、手間はかかるもののいろいろ汎用性がありそうですので、いろいろ楽な方法を試してみたいと思います。
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窓については、通常の引き違い式のサッシだと工作に手間が掛かるので、鉄道車両でいえば一段下降窓のような感じの構造にして、中枠を切り出す手間を省くというのも一つの対策になるかも知れません。