鹿島鉄道・筑波鉄道キハの工作-10 キサハの小加工2017年01月19日 07:14

仕事がひと段落したことから、昨日の午後は休暇を取って秋葉原あたりを徘徊しました。
F Modelsでplastructのプラ材が大量に売られているのを発見、0.3mm×0.5mmのプラ角材(帯材)を購入しました。キハ10系のウインドシルとほぼ同じ大きさで、改造モデルのウインドシルやヘッダーの工作に使えそうです。

自由形キサハですが、「何か足りない忘れてる」と思いながら工作しましたが、モチーフになった10系気動車にあった「ウインドシル」が無いことに気づき、この帯板を窓下にササッと貼ってウインドシルを表現しました。

自由形キサハの下回りは、軸距の短い小型車用台車を穿かせたくて、GMキット(軽量客車)の余りを短く切りついで作成。

また、使った台枠は軽量客車用の波板構造のもので、何となくこのキサハの設定と合わない様な気がして、プラ板を5ミリ1センチの粗い精度で切り出して縦横に梁を渡し、台枠を再現。

かくして、近代的な上回りと、ブリル台車と魚腹台枠の古式騒然たる下回りとを組み合わせてみます。なにやら珍妙ながら「私鉄あるある」な車両になりました。
短くてモダンな自由形キサハの設定はこんな感じ。

「(明治時代の様な)開放運転台の木造電車の中古を客車代用として使用していたものを昭和30年前後に鋼体化。当時新規導入した気動車に合わせたバス窓のモダンな車体が奢られ、私鉄の近代化に貢献すると共に鉄道ファンの度肝を抜いた珍車。」
木造車なのに床下にトラスバーがなく魚腹台枠があるのが少々おかしいですが、気動車の車体や台枠台車は極限まで軽く作ってあり、更新して長く使うのには耐えられなさそうと思い、扉位置も含めて設定を捏ね回しました。