松屋鉄道模型ショウで見る「Nゲージ裏番長勝負」2015年08月01日 10:46

洋服を買いに都内に出るついでに、毎年この時期に行われている松屋鉄道模型ショウ覗いてきました。
とはいっても中の熱気というか人いきれに負けて、20分ほどで撤収。我ながら齢をとって軟弱になったものです。

今回会場に来て一番印象に残ったのがマイクロエースのブース。
何か、だいぶこぢんまりしているような。
タイトルの「裏番長」とは、Nゲージの2大メーカー(関水金属、トミーテック)に続いて、ニッチなラインナップを競い合うマイクロエースとグリーンマックスのどちらか上位、程度の意味ですが、正直ここ10年は質・量ともマイクロエースの方が格上だと思ってました。どうしたのでしょうか。

しかし、ガラスケースの展示品を見て、さらにビックリ。
都営新宿線の10-000系(写真手前)の試作品を見て、他の試作品の印象が吹っ飛ぶくらい「何じゃこりゃ?」な出来でした。
写真で見る限り鈍い銀色がカッコよく見えるのですが、扉窓や客室窓の縁取りがゴツ過ぎかつ全体的に彫りが単調でノッペリしたような印象。まるで40年くらい前の鉄道模型をみているようです。
写真中の新製先頭車(10-300R)と比べても表現が退化しているようにみえてなりません。

鉄道模型業界事情は全く分からないシロウト目に見ても「どうしちゃったの?」以外の感想が出てきません。

一方、建物関係を中心に、40年前の古いものをそのまま出し続ける(新しいものが定着せず迷走している、ともいえる)グリーンマックス。
マイクロエースの乱高下っぷりにくらべると安定っぷりが目立ちました。
今回の目玉の一つがは新動力ユニットですが、散々だったツインモーター動力の代わりは務まるのでしょうか。