2016国電の旅07ー関西私鉄にもちょっとずつつまみ食い ― 2016年08月20日 16:50
ちょっと脱線。
今回の旅行では、関西の大手私鉄5社の路線にちょっとずつ乗って(というか摘んで?)きました。
「国電の旅」と言いつつ、我ながら信心が弱いものです。
まず阪急。
ツヤツヤに磨かれたマルーン単色の電車に「ポリシー」や「哲学」を感じさせます。
その一方、ここ最近は所属車両の老朽化も指摘されていましたが、9000系や1000系といった新型車の導入が進んでおります。今回の旅行では阪急沿線の宿に泊まり、毎日阪急電車を使っていましたが、見た所5000番以下の車両はあまり見かけず、車両の代替が現在進行で進んでいるように見られました。
こちらは私鉄最大のターミナル駅とも言われる阪急梅田駅。京都線・大阪線・宝塚線の電車が9本あるホームを互い違いに発車していきます。
感心したのがホームの床。ブロックの上に黒ペイントで塗装をしたのでしょうか、電車同様にツヤツヤに磨かれて光沢を放っています。他でこんな駅、見たことありません。
毎日、掃除だけでなくモップ掛けをする等、かなりの手間をかけて大事に使われている様子がわかります。
一方こちらは阪神。
大阪と神戸を結ぶ私鉄のライバルであった阪急グループ入りしましたが、その個性は損なわれず。
普通列車専用のジェットカーも健在です。
昨年は、阪神大震災から昨年でちょうど20年。阪神は沿線で甚大な被害を受けました。
写真の赤胴車 8336号も、震災で廃車になった車両の代替車です。
一方、ミナミの南海電鉄。
錆に強いオールステンレスの車体を持つ6000系電車ですが、新造から半世紀が経ち、今なお全車健在です。
南海は、見ていると建物や土木関係に投資する傾向にあり、主要駅周辺の高架化や複々線化もさることながら、先日のブログで紹介した和歌山市駅や起点のなんば駅も立派な建物で作られています。
特になんば駅。デパートの高島屋が入っていることもあり、ギリシャの神殿のような堂々とした建物からなっています。
今回、近鉄と京阪は、環状線内のちょっとした区間のみ乗車。関東と異なり、関西は私鉄電車がそのまま都心(御堂筋線)まで乗り入れています。
近鉄は、日本橋〜鶴橋の2駅のみ乗車。阪神〜難波〜奈良線に直通する系統と、上本町〜大阪線に向かう系統とが複々線になっています。
こちらは京阪。こちらも京橋〜淀屋橋の2駅のみ乗車。
ちょうど運良く中間車を改造で増結した、模型ファン好みの10001Fがやってきました。
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