横須賀線32系電車の工作(02)モハ32を作る〜前面の表現2009年07月29日 22:59

モハ32前面の加工

以前の更新を見てピンと来られた方もいらっしゃると思いますが、長距離電車のはしりである、横須賀線のモハ32系の工作をかつて進めたことがあります。

日本の鉄道は、諸外国に対して客室と動力装置とが同じ車両に共存する動力分散式が早くから導入されていました。近距離の電車は諸外国でも動力分散式を入れていたのですが・・・かつての長距離列車は、その動力装置は客室から隔離された機関車で持つのが常識でした。しかしながら世界に先駆けてその「常識」に挑んだのが、横須賀線の電車化に貢献した、32系電車です。

この32系電車、付随車は20m級車両で古くからグリーンマックスのキットに恵まれていたのですが、動力車(モハ32)のみはズバリの製品に巡り合わせないままでした。

そんな思いでいた時に、鉄道コレクションで国鉄32系電車にルーツを持つ富士急行の電車が発売。これを使えばモハ32も簡単に作れるのでは?と思います。


(7/30 4:30加筆)寝落ちしてました・・・orz

という訳で、長距離電車のはしりである横須賀線32系電車、こいつをデビューしたての姿で作ろうと思い、キットをそのまま使える中間車等は以前からいろいろ工作していました。

で、満を持してこのグループの主役モハ32の工作を始めます。まずは後年の更新改造された姿になっている前面をデビューしたての姿(窓はゴム枠ではなく木製枠。屋根の雨樋はカーブではなく直線状)に復元します。

鉄道コレクションの車両の前面を、窓上の突起(ヘッダー)および左右の配管の位置をガイドにして切り抜き、空いた空間にクモニ13(グリーンマックス)の前面を加工(窓枠を一杯まで広げ、前面左右を窓枠位置まで削る)したものを嵌め込みます。

するとこんな感じで。結構それらしく見えます。