ミニレイアウト14 江ノ電に取材に行ってきました2014年11月08日 22:05

仕事の無い土曜日、気分転換も兼ねて、製作中のレイアウトの参考にしたいと思い、江ノ島まで現地取材に行ってきました。
レイアウトモジュールを作る際の取材は、折本駅モジュールの時も旁今市(ツクリ・イマイチ)モジュールの時も行っています。
現地取材をして細かく作り込もう!という志はあるのですが、志に腕が追いつかず逆に取材で知った些細な事が気になり出して工程は遅れことも多く、取材してもあんまりいい事は無いような気もします。
今回、モジュールレイアウトを作るにあたり、現地取材はせず、ここ数年でものすごい勢いで整備されたデータインフラ(Googleマップとか)で済ませようとも思ったのですが。
それでも、作りたいもののイメージを持って、現地に行って自分の目で見て感じることで、ヘタなりにより悔いの少ない模型作りができそうな気がします。作りたいもののイメージが「現地経験で補正」されるのは事実ですので。


そんな小難しいことを電車の中で考えているうちに藤沢到着。埼玉から乗り換え2回、2時間弱で江ノ島到着。

江ノ電の江ノ島駅ではなく、小田急の片瀬江ノ島駅に到着しました。確か小田急の藤沢〜片瀬江ノ島間は、乗った事が無い「未乗区間」だったような気がしましたので、今回改めて乗車しました。
駅自体は行き止まり式の雰囲気ある「終着駅」ですが、竜宮城をイメージしたような原色の駅舎が、ちょっと雰囲気違いのような気もします。
そこから歩いて5分、観光地のような店構えの多い江ノ電江ノ島駅までの通りを歩くと・・・・江ノ電江ノ島駅があります。踏切を渡ります。
江ノ電江ノ島駅の裏手(写真上)は、立派な国道(国道467号)ですが、駅前は平屋〜2階建の商店や住宅が続いています。ちょうど奥のビルは湘南モノレールの江ノ島駅です。
江ノ島〜腰越の併用軌道(正確に言えば巨大な踏切)(写真下)の入り口には、踏切警報機や信号や架線などを吊るトラスビームが架かっていますが、これは模型の既製品をそのまま使用できそうです。
交差点を国道沿いに曲がり、振り返ってみます。レイアウトでも、ちょうどこの角度から線路を見る事になるアングルです。
ちょうど電車が来ました。休日なので2編成併結の4両編成です。
交差点の向かいには江ノ電もなかの扇屋があり、古い江ノ電の電車が線路に合流せんばかりの方向を見て置かれています。お店の上にはパンタグラフもあります。
その江ノ電もなかの扇屋さん(写真上)。江ノ電の運転台の中がお菓子のキッチンになっております。和菓子ですので、蒸したり火を使う作業は、隣のトタン覆いの部分で行っています。建物自体はかなり古いですが、グレーのトタンで外壁を覆っています。
(写真下)併用軌道終わり部分に立つ建物は、敷地をできるだけ多く建物に使うためでしょうか、楔型になっており、道路と線路の間に食い込んでいます。

さて、いよいよ江ノ島〜腰越の併用軌道区間の街並観察です。
GMの商店キットから作れそうな小さな商店。(写真上)SUNTORYの看板が目立つ酒屋さん。店前に積まれた酒樽や幟が、活きている店の雰囲気を出しています。
(写真下)女子力の高そうな美容室とフレンチレストラン。狭い建物の中でも、2階に昇る階段が正面にあります。確かGMキットのパーツでこんなのがあったような。。。

江ノ電併用軌道区間にある細長いビル2種類。左の建物は運送屋で1階が車庫です。右の建物はしらす丼屋さんです。上の階は貸しアパートでしょうか。スリムすぎて使い道に困っていた、トミーの商業ビルに合いそうです。
江ノ島あたりの通りに面した建物をいろいろ見ましたが、間口は狭いものの奥行が深い、京都の「うなぎの寝床」のような建物が多い印象がありました。

もう1つ、商店街の建物。どれも模型にして好ましい造りですが、何故か沿道は「鈴木」姓が多い模様です。地域的な要因でしょうか。。。
市街地ですので、建物が道路奥にも幾層にも重なっております。ちょっと間をずらすといい感じになりそうです。

併用軌道を行く江ノ電。長い踏切を、自動車を任せてそろそろと通過して行きます。
下の写真では、車掌さんが身を乗り出して安全確認を行っています。昨今のワンマン運転が受け入れられない、本来の「ブレーキマン」の仕事を全うする江ノ電の車掌。
昨年亡くなってしまった、江ノ電の車掌を務めていた友人のことを思い出し、ちょっと切なくなりました。

併用軌道の鎌倉側の終わりは、交差点になっており、交差側の道路は本当にバス路線になっています。よく見ればこの部分のみ踏切状に軌道が強化されています。

併用軌道区間の現地確認が終わり、腰越から電車に乗って移動。ちょうどクラシックな外観の305編成が来ました。

七里ケ浜で降りて、このあたりの併用軌道も見てみます。
沿道には柵が無く、電車と道路とが隣り合っているように走りますが、ところどころに電車接近ランプが設けられております。
玄関が線路を跨いですぐあるあたり、ここも「長〜い踏切」なのでしょうか。

再び電車に乗り、長谷まで移動。
ここから長谷〜極楽寺間にあるトンネルを見てみます。このレイアウトでトンネルを作る予定はあるのですが、併用軌道の方に興味が行き過ぎて、トンネルの方は興味が行きませんでした。通り過ぎて思い出す始末。
長谷側は神社の境内があった奥に、落石覆いがあった奥にトンネルがあります。

極楽寺まで歩く途中で「極楽寺坂」を歩いて行きます。
結構な切り通しで、その上の方は竹林になっています。

極楽寺側のトンネル入り口です。こちらはレンガ造り。なんでも明治時代の江ノ電開業時以来のトンネルみたいです。

ここまで見て取材は終わり、鎌倉行き電車に乗って江ノ電のふもとを離れました。
改めて、行ってみて、いろんな事を自分の目で見ることができました。
やはりモノグサがらずに行ってみてよかったです。

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