安全で実りあるスキーツアーのために2016年01月28日 23:46

最近使ったスキー場行きバス
バスツアーといえば。
10年くらい前に某巨大掲示板でよく話題になっていた某旅行会社の、名古屋行き片道バスツアーを「話の種に一度体験してみたい」気持ちで使ったきりで、あまり縁はありません。
「新型セレガ」の乗り味を堪能した以外特筆することもなく安全にツアーを終えましたが、2名いた旅行会社代表の「無計画な感じ」「会話が成立しない感じ」とが、今も心に引っかかっています。
彼らは鉄道の代替となるツアーバスの定期的な催行を意図していたみたいでしたが、どうなってしまったのでしょうか?


今月15日に発生したスキーツアーのバス事故が発生したその日の夜、週刊朝日の記者が別のスキーバスツアーに参加し、その時の体験記事をアップしております→http://dot.asahi.com/wa/2016011900077.html
この記者が参加した「斑尾高原日帰りバスツアー」は、金曜夜発夜行日帰りで約1万2千円。一方、新幹線を使ったJRの日帰りツアーは、同じ斑尾高原行きで土曜朝発約1万6千円。
値段だけで見るとあれっ?というか予想外に価格差が少ないのが意外。
この価格差なら、各々妥協できないところを見極めて、好きなツアーを選べば「コスパ良い」選択が出来そうです。


最近の議論では極論めいたものもみられますが、まずバスツアーそのものについて、「ウインタースポーツ人口の激減」と「外国からのインバウンドの盛り上がり」に乗ることを考えると、日本ならではの観光資源である「雪」にいろんな手段で親しむ方法がある方が良いように思えます。
よって、バスツアーのいたずらな規制は、選択肢を減らし「何も選ばない」(そもそもスキーに行かない)利用者を増やすだけで、悪手だと考えます。


もちろん、輸送の安全が確保されることは当然の大前提。今回のバス事故でも行政が決めた最低運賃を下回る価格の運賃での運航受託が報道されていますが、このような競争が成り立つ現状は、公正ではありません。自社利益以外の、安全を確保するためのコストまで削られていることが強く疑われ、違うというのなら安い理由をユーザーに説明するべき水準です。
(土建業界に勤めている経験から、自分は価格競争においても最低限の品質が確保される基準価格を決め、これに基づいた競争が行われることは、有効で公正な施策であるとの立場を取ります。)


以上が確保された上で、各自が「何に価値があり重要視しているか」でツアーを選べば良いですし、行き先や手段などその選択肢は多いほど望ましいと思います。

以上、総論でした。(続く)

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