水戸線蒸気時代の客レ24-3両完成2014年10月11日 08:55

第二次世界大戦直後の混乱期、旅客車両が足りず被災車両のスクラップを直して復帰させた「戦災復旧車」。その存在をGMカタログで知ったのが約30年前(確か80系「草津」の電源車の記事だったと思います)。
最初は人ごとだと思っていたのですが、地元を走っていた水戸線でも旅客輸送をしていた(それも戦災復旧車としては一番最後まで)と知って、俄然作りたくなったのが今年の冬。

夏に工作を始め、両数が少ない割にはかなり手こずりましたが、とりあえず完成しました。新幹線が開業した50年前、「水戸線蒸気時代」の旧型客車です。
編成は客車が足りておらずすごく短い(今回はオハ61の1両だけ)ですが、両端を荷物合造車で固めた姿は一応再現しました。


車内には客室・デッキ・荷物室・トイレの間に中仕切りを設置します。
客室・デッキ間の中仕切りも、トイレの中仕切りもキット付属品では不足しており、足りないところはプラ板を茶色に塗って切り出して接着しました。

車体と床下の固定には、今回は細く切った両面テープを使用しました。

両端の合造車は、片方はオハユニ71ですが、もう片方は特急あがりのスハニ35。
こうして見比べてみますと、両者の「格差」が改めてよく分かります。
また、オハユニ71ですが、窓は小さいものの2段窓になっていたり、郵便室の扉が片開きになっていたりと、どことなくアメリカンな雰囲気もありそうです。

【反省点】
今回の工作では、「車体切継ぎをせずに、扉くり抜きと窓埋めで合造車を造る」ことを目標にしました。結果的にくり抜いた残り部分の強度が足りず補修が必要となったり、扉寸法や切り口仕上げが適当になってしまったり、といった問題があります。いま思えば、模型仲間のar-2氏が先行して製作したオニ70のように、普通に車体切継ぎで造って、あとからウインドシル・ヘッダーを復元した方がよかったのかもしれません。
もう1つ大きな反省点が「仕上げをサボって缶スプレーの艶消しクリアーを使ったこと」。残りが少ない缶スプレーを使って大急ぎで仕上げた事もあり、厚塗りとなってしまいました。艶消し感と劣化して白化した感じはエアブラシで吹く艶消しよりもオーバーに再現されていますが、一部白化が著しくて塗り直さなければならない車両も出てしまったのが残念です。

最後に、モジュールに置いてもうちょっと写真を撮りました。モジュールは暗色の車両が引き立つ雪のモジュールです。
架線柱が無く北海道のような雄大な景色の中を、寒冷地仕様のC58に牽かれた普通列車が走ってゆきます。

アングルを変えてもう1枚。オハユニ71も大概草臥れていますが、すれ違うスハニ35(急行列車でしょうか?)も、かなり草臥れた外観で、幹線を追われ都落ちした雰囲気が漂ってきそうです。


【製作記事へのリンク】
〜中間2両も完成(2014.12.29加筆)〜

〜塗装と仕上げ〜

〜車体の箱組みとディティーリング〜

〜箱組み前の車体ベースの工作〜

〜構想〜



コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック