YS-11輸送用貨車-02 控車の工作(部材切り出し編)2016年12月12日 07:23

日曜日は、大掃除の<strike>どさくさにまぎれて</strike>合間を縫って、自由形YS-11輸送用貨車の工作をしました。
この日は材料の切り出しが中心です。
まずは2軸控車の荷台を製作。
以前作ったボギーのフラットカーに合わせて、木が敷き詰められたデッキを再現するため、プラ板の表面をいい加減な間隔で筋彫り。
筋彫りにはPカッターを使用しますが、この技法は、大昔のGMカタログかマニュアルかに、小林信夫氏のイラストと共に載っていたものです。

プラ板製のデッキを接着した状態で、ボギーのフラットカーと並べてみます。
ボギーのフラットカーは、余っていたGM板キットの床板にデッキと側梁を貼り、プラ板で魚腹状の台枠を表現して、最後に車体中央をくり抜いたものです。
電車用のDT11台車を履いていることもあり少々オーバースケール気味。HOナローと言っても通じるような謎の存在感があります。

合わせて、機体を乗せた際の建築限界を示す板をプラ板から作ります。
実際のボーイング737機体輸送の動画にもありますが、建築限界内に支障物がある場合、機体よりも先にこの部材に当てて高価な機体の損傷を防ぐものです。
ボーイング737機体輸送の動画ではアングル材を組んだものが載っていたますが、今回は模型としての実用強度を出すため、プラ板から切り出した妻板状のものを自作しました。
補強の表現にプラ角棒を接着しましたが、塗装前のヤスリ仕上げがたいへんそうです。

不審車急造2016年12月10日 22:40

数年前、アメリカの鉄道事故で製造中のボーイング737の胴体がポタポタ川に落ちた画像を見かけた方も多いと思います。

あの事故の前に、アメリカの貨物列車でボーイング737の胴体を輸送する動画を見ながら「鉄道についてはアレなアメリカが飛行機の胴体まで運べるなら、日本でも同じ事が出来るはず!」と思い、YS-11のプラモデルを買って、胴体だけ組んで貨車に載せてみました。

題して、「もしもYS-11の生産がもう少しマシな状況下、工場毎の分業体制が確立していて、アメリカのB737よろしく工場間の輸送に鉄道が活用されていたら?(長)」

材料は揃っていますので、半日工作でもうちょっと熟度をあげて、来週某所にネタとして持ち込む予定です。

アニーとクララベルとインターバン15-オレンジ色のニクイ奴3両が完成しました2016年09月10日 11:45

さて、トーマスのお供になるオレンジ色の客車が欲しいと思って作り始めた今回の3両が完成しました。

土曜あさおきたら、最後の仕上げです。車体にホロとライトとアンチクライマー装着。
ライトは気動車用2灯式シールドビームを普通に横向き接着(アメリカだと2灯のライトは縦並びが多いけど、試してみたら似合わなかったです)。ライト位置はへそライトはあまり好きではないので、貫通扉のすぐ上(ホロ取り付け用孔を避けられる位置)にしました。
GMのコルゲートから切り出したアンチクライマーは、最初黒色に塗る予定でしたがらこのまま車のバンパーの様な銀色にしました。
ちなみに今回、インターバン電車にステップは付けませんでした。
台車と干渉するのを解決してからです。

ちなみに。お顔はこんな感じです。客車改造のキハ09?近鉄2200?なさそうでありそうな顔になりました。

試運転をして、最終的に車体と動力を固定します。
煩い音を奏でて快調に走ります。インターバン電車の牽く3両編成は、R140のミニカーブもOK。
電車と客車は、元が同じ国鉄客車ですので、れんけつしても全く違和感がありません。
客車2両を電車と機関車で使い回せるのがいいのです。
アメ車っぽい車を置いて比較。全然違う雰囲気になります。

インターバンの電車と、ベースにしたスハニ35を素組したものと比較。側面は全くいじっていないのに、よく化けたものです。



アニーとクララベルとインターバン14-床下の塗装とガラス入れ2016年09月09日 23:59

電車の工作の続きです。
床下は艶消しブラックに塗った後、缶スプレーのレッドブラウンやマホガニーを吹いて、泥と錆と埃にまみれた、なんとなく使い込まれた感じを再現します。

ここまで作って、インターバンは車体と動力とを組み合わせ。
動力がちゃんとした位置に納まるよう、車体内側のリブを全面的に削る必要はありましたが、上まわりと下周りが合体。
なんだか完成したような気になってきます。

そのあと、窓セルの接着。
いつも通り、透明のゴム系を使用しました。
はみ出た分は爪楊枝でクルクルすれば取れます。

アニーとクララベルとインターバン13-ロードネームは自作デカールで2016年09月06日 08:29

アメリカの電車といえば、幕板のロードネーム。
今回はインクジェットデカールで再現しました。
まず原稿。
ロードネームは「泥酔鉄道」の「Heavy Drunk Railroad」をそのまま採用。
アメリカ的な力強く幅広いwide latinのフォントを使い茶色文字で印刷。
トライ&エラーで印刷するときの縮小率を決めます。

インクジェット対応クリアデカールは、前買っていたK-TRADINGを使用。
感熱プリンタ(アルプスMD5000)対応のデカールはいっぱいあるのですが、インクジェット対応品はあまりありません。
最初に滲み防止スプレーを吹いてから印刷、インクを十分乾かしてから、つや消しクリアを「顔料を載せる」イメージで2回吹きます。
少しインクが溶けたのか、文字が微かに滲んで印刷面に小さな穴が空いた様になりますが、大きな影響はないので工作続行。

デカールを濡らして貼る工程が悩ましく、普通に水に漬けたらすぐインクが滲んで駄目になってしまいます。
そのため、綿棒で裏面の台紙だけ濡らし、スライドして貼りつけるようにしました。
デカール自作やってて思った反省点として、以下があります。
①スライド作業時に印刷面に触れないよう、デカール切り出し時に「持ち代」を見込んで切り出す。貼り付けが終わったら切れるよう専用のハサミを用意した方が良いこと
②スライド作業時に車体を濡らしておいて、スライドしながらデカール表面に水が付かないよう常にティッシュ等で余計な水分を弾くこと