カニの押し寿司02-初日の出に輝くゴールドボディw ― 2016年01月02日 10:47
カニの押し寿司01-古い古いブルートレイン食堂車の生地づくり ― 2016年01月01日 11:45
カニの押し寿司とはまためでたい食べ物の事で。
なに今年はクロ一家はおせち省略でカニの押し寿司ってか?どーせ模型の買い過ぎで金がなくって、蟹っていったってカニカマのことだろう。違うか?
という訳で正月から縁起の良い食べ物のタイトルですが、ブルートレインのカニとオシとスシの話です。
模型の買い過ぎでお金が乏しくなり、年末は自宅でおせち料理を作っていました。それと並行してブルートレイン客車の整備をしていましたが、合わせて手元にいた古いオシ24もバラして整備していました。
おそらく40年近く昔のトミーのオシ24(車体が青15号で室内灯が付かない骨董品)。何か自由形ジョイフルトレインの種車にすればいいと思い安く手に入れたものですが、使い道が全くなくて家に放置していたものです?
まず分解。キズキズの車体をパテとブラシで板金してから、室内色のブラウンに塗装。
金帯のオシ24 700はこんな感じの色合いの内装だったような気がします。
実車のオシ24 700は東海道筋でずっと使われてきましたが、もしも北斗星に混じって使用されたら、凹凸ある電車改造のスシ24とは異なり、編成美の整った一味異なる寝台列車になりそう。
そんな気持ちで作り始めます。
ちなみにオシ24の床下は写真下。写真上は北斗星のスハネ25のもので、シャワー用の水タンクが増設されているものです。形は似過ぎているので、もしかしたら食堂車の型を流用したのかもしれません。
それにしても、今回使ったオシ24は室内灯もつけられない最初期ロットのようで、床下も通電に対応していません。
その後、再度車体を磨いてから、中古で買ってきたカニ24もバラして塗装の準備。ここまで年末にやりました。
カニ24は金帯に塗って、出雲や北斗星、さらには青森に転じて日本海やあけぼのを牽いたカニ24511にする予定です。
おかえり北斗星09-JR北海道の客車5両が完成しました ― 2015年12月31日 16:45
年末の休みを使い、「さよなら北斗星」と組み合わせて2015年春まで運行されていた定期北斗星を再現する、JR北海道所属の客車5両を完成させました。
手前からオハネ25-560(KATO)、オハネ25-560、オハネ25-550、スハネ25-500(トミックス)、1両だけ向きが異なるのがオハネフ25(KATO)です。
同じオハネ25-560ですが、メーカーの違いで微細な表現の違いや種車の違い(KATOは14系ベースの車体載せ替え車、トミックスは24系ベースの車体流用車)の違いがあり、好ましいです。
まずは客室に着色をします。
1号車、オハネフ25のBコンパートは、普通のB寝台に仕切りを設置します。仕切りは透明プラ板で再現、出入口部を切り抜いて再現します(写真上)。
個室の車内は、個室全体をウッドブラウンに塗り、ベッドはシーツの白色を塗ります。背もたれはピンクに塗ったマスキングテープを貼って再現します、
そのあと、テーブルは塗料を落としてクリーム色を再現します。
塗り終わったらこんな感じになります。
車両を組み立てます。まずはオハネフ25から。窓の奥にある仕切りっぽいのが追加され、この車両がただのB寝台ではないBコンパート車であることをさりげなく主張しています。
また、オハネ25-560のうちKATOの車両は、車体マウントの連結器で他の車両とは連結が出来ませんので、他の車両と連結できるように、台車マウントのアーノルドカプラーを接着します。
昔のTMSで、軟質プラスチックでできた台車と連結器との接着を確実に行うため、真鍮線を添える広報が出ていましたが、これを参考にしました。
スナップフィットの台車にどうやってアーノルドカプラーを接着するか、考えて進まなくなりませんでしたが、やってみれば案外すんなりと行きました。
さて、トミックスのセットを買ったオハネ25-550、560、スハネ25-500にナンバーを転写し、クリアーを吹いて、こちらも組み立てます。
そんなこんなで今年最後の車両5両が完成しました。
これで、心おきなく来年の「さよなら北斗星」を迎えられます。
●おかえり北斗星(JR北海道客車)(2015.12) 制作記事目次
おかえり北斗星08-車内の整備 ― 2015年12月30日 18:04
今年も、鉄道や交通関係に限らずニュースがいろいろありましたが、その中でトップクラスで印象に残ったのが「北斗星で有終の美を飾った、ブルートレインの引退」でしょうか。
小さい頃の所謂「ブルートレインブーム」の話は知っていますが、その頃は乗車する機会も無かったこと、大学に出て自分が泊まりがけで鉄道旅行に出るようになってからは競争力をつけてきた夜行バスや格安ビジネスホテルを好んで使っていた(宿泊機能としてみるとコスパが悪いと思ってました)ことからあまり乗ってこなかったブルートレイン。
最後の最後になって愛着というか、模型で手元に遺したい気持ちが湧いてきました。
さて年の瀬は、正月の準備をしながら2015年の最後を締める工作を始めました。
作るのは北斗星の客車の工作の続きです。
まず客車の分解。
そのあとに、客室部分にコンパートメント車はの車内にライトブラインを吹き、開放B寝台とロビー室の床にグレーを吹きます。
そのあと、車内のベンチというか床部分にエナメル系塗料のホワイトを塗ります。
だって寝台車ですから、車内はシーツが敷いてあるのがデフォルト。。。
・・・確か、B寝台は乗車時にはシーツは敷かれておらず、乗車したお客様がシーツを敷くので、最初からシーツは敷かれていません。
でも、いいのです。
自分の理想とする寝台車の姿は、シーツが敷かれているのですから。。。
おかえり北斗星07-「北斗星乗車456回の記録」 ― 2015年10月27日 22:41
勤め先で、これからの仕事の見通しの話をしました。仕事がいっぱい来て冬以降猛烈に忙しくなりそうです。
仕事に恵まれるのはありがたいですが、休日も仕事に出ることが多くなりそうで、冬から春にかけてしばらく「予定を立てて遊ぶ」、という遊び方が出来なさそうです。
実際に忙しくなったら、具体的な先の状況が見えてきますが、いまのところはあまり気楽な事は言えなさそうです。
そんなアンニュイな気持ちで、先日買ってきた鈴木周作「北斗星乗車456回の記録」を読んでいます。
鉄道好きのあるエンジニア氏が、激務に疲れたある日、偶然取れた北斗星のロイヤル個室に飛び乗ったところからこの寝台列車に嵌り、仕事を辞めて画家になっても乗り続けた記録が、水彩色鉛筆画を添えて描かれています。
まさに「一期一会」の列車の出会い、それから変わった人生と「北斗星」との付き合い。その馴れ初めから最後の年まで、添えられる絵のように、愛情に溢れる温かみのある筆で綴られています。
あるファンが見た「北斗星」の記録でもありますし、逆に「北斗星」を通して見たあるファンの半生記、としても読めます。
寝台列車。
自分には敷居が高くてあまり乗ることはなく、北斗星も乗らずじまいでした。
でも後悔はしていません。想いは想いのままで心にしまい、見ているだけで満足でした。
憧れだった「最後で最高のブルートレイン」は、憧れの姿を完全に保ったまま、数ヶ月待てば仕事で困憊しているであろう未来の自分のもとに帰ってきます。
仕事に恵まれるのはありがたいですが、休日も仕事に出ることが多くなりそうで、冬から春にかけてしばらく「予定を立てて遊ぶ」、という遊び方が出来なさそうです。
実際に忙しくなったら、具体的な先の状況が見えてきますが、いまのところはあまり気楽な事は言えなさそうです。
そんなアンニュイな気持ちで、先日買ってきた鈴木周作「北斗星乗車456回の記録」を読んでいます。
鉄道好きのあるエンジニア氏が、激務に疲れたある日、偶然取れた北斗星のロイヤル個室に飛び乗ったところからこの寝台列車に嵌り、仕事を辞めて画家になっても乗り続けた記録が、水彩色鉛筆画を添えて描かれています。
まさに「一期一会」の列車の出会い、それから変わった人生と「北斗星」との付き合い。その馴れ初めから最後の年まで、添えられる絵のように、愛情に溢れる温かみのある筆で綴られています。
あるファンが見た「北斗星」の記録でもありますし、逆に「北斗星」を通して見たあるファンの半生記、としても読めます。
寝台列車。
自分には敷居が高くてあまり乗ることはなく、北斗星も乗らずじまいでした。
でも後悔はしていません。想いは想いのままで心にしまい、見ているだけで満足でした。
憧れだった「最後で最高のブルートレイン」は、憧れの姿を完全に保ったまま、数ヶ月待てば仕事で困憊しているであろう未来の自分のもとに帰ってきます。
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